「欧州の親ロ地域へのガス供給をあえて停止」…プーチン大統領の奇妙な計算
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.15 11:26
ロシア産天然ガスの供給をめぐるロシアとウクライナ、中・東部欧州国家間の葛藤が本格化している。ウクライナ側がロシアが欧州に供給するウクライナ経由のパイプラインを今年1月1日に閉めたからだ。
西欧国家は以前から輸入先を多角化するなどロシア産天然ガス供給中断に対処できたが、ロシア産ガスへの依存度が高い中・東欧国家の打撃が現実化している。最も影響が大きい国はウクライナ西側の内陸国スロバキアだ。液化天然ガス(LNG)に比べて相対的に価格が安いロシア産パイプラインガス(PNG)の供給中断でガス価格が上昇し、スロバキアのフィツォ首相はウクライナに対する報復を宣言した。フィツォ首相は「ウクライナに支援した非常電力の供給を停止し、難民支援も中断する」と述べた。結局、フィツォ首相は13日(現地時間)、「ロシア産ガスの運送について話そう」とウクライナのゼレンスキー大統領に提案した。