「10社に3社が輸出に打撃」…戒厳から1カ月、韓国中小企業が揺らぐ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.10 08:44
仁川(インチョン)の機械メーカーA社は最近為替レートや政治的不確実性のために一日一日が不安だ。核心部品をドイツ・日本から輸入しなければならないが、コスト負担が日々増えているからだ。年商2000億ウォン(約216億円)以上の企業に成長して長期間取引してきた海外企業の態度も急変した。彼らは韓国の政治混乱を問題とみなし、通常180日以降に支払っていた輸入品の購入代金を30日内に決済してほしいと最近要請してきたのだ。
A社関係者は「これまで問題なく売掛取引をしてきたセラーたちが突然代金決済期間を5カ月も前倒しして超緊急状況に陥った」とし「完成品を輸出して稼いだお金で輸入部品の代金を決済しなければならないが、お金がうまく回らないので資金繰りがさらに厳しくなりそうだ」としてため息をついた。