「総選挙、負けても構わない」 尹大統領は政治も価値も放り投げた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.16 07:16
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は失敗した。2021年6月に政治に入門してからわずか9カ月後に大統領に当選した尹氏は就任2年7カ月で弾劾訴追された。憲法裁判所の弾劾審判が残っているが、すでに尹大統領の政治的地位は復元不能状態だ。内乱罪被疑者身分で捜査機関の調査も目前だ。振り返ってみると、2019年8月末曺国(チョ・グク)事態の時から政局の中心にいた彼は検事から政治家に変身してあっという間に権力の頂点に到達し、下降もめまいを起こすほどの垂直落下ぶりした。尹大統領は野党を狙って「憲政秩序を破壊する怪物」(12日国民向け談話)と規定したが、むしろ45年ぶりに非常戒厳を宣言するなど本人自らが「怪物」に転落したのではないかという指摘が出ている。
没落の端緒は戒厳以前から生じていた。11月の任期折返し地点で公開された各種世論調査で支持率は10%台後半にとどまった。「87年体制」以降、最弱体政府で、事実上、植物政府だった。国政運営の基本である3要素が不在した。