韓国、検察・警察がそれぞれ内乱罪捜査へ…高捜処「事件を引き渡すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.09 11:29
「12・3非常戒厳」宣言を尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に建議した当事者とされる金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官をめぐり、検察は緊急逮捕を通した身柄確保に、警察は家宅捜索にそれぞれ動くなど捜査の主導権争いが激しい。高位公職者犯罪捜査処(高捜処、処長・呉東運)までが検察・警察に向けて今回の事件捜査を高捜処に移牒するべきだとして競争に加わった。
検察非常戒厳事態特別捜査本部(本部長、朴世鉉ソウル高検長)は8日、出頭した金前国防部長官を調査した後に緊急逮捕した。また、尹大統領を内乱罪容疑の被疑者として立件した事実を確認した。朴本部長は「この事件の事実関係を簡単に説明すれば、公務員が職権を乱用して国憲紊乱を目的に暴動を起こしたということ」とし「その二つが職権乱用と内乱罪の構成要件であり、検察庁法によると職権乱用を含めて検事が捜査できる犯罪と直接関連性がある犯罪は当然検事が捜査できる」と強調した。