【中央時評】戒厳騒動で浮き彫りになった韓国政治の課題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.05 14:01
どこかで折れるとは考えていたが、ここで折れるとは思っていなかった。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足後、与野党の激しい対立は韓国政治の緊張を最高値に引き上げた。きっ抗した圧力が臨界点を過ぎれば最も弱い部分が折れるものだ。
異例にも長期化した司法リスクに対する判決が一つ、二つと出始める状況で、時間が経過するほど焦りを感じるのは李在明(イ・ジェミョン)代表になるしかない。2年半残った大統領選挙の前に有罪が確定すれば、彼の政治生命は終わりだ。ところが突然、尹大統領の戒厳宣言があった。今の状況が続くのは耐えられないという意味であり、実際は自身が最も弱い部分だったことを告白したのだ。27年の検事経歴を持つ尹大統領の政治的な耐久力がこれほど弱かったとは。