韓国株式市場が不振…「半導体ピーク論」で1カ月間に10兆ウォン蒸発
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.09.28 13:57
また半導体の冬が訪れたのか。あちこちで捕捉されているメモリー半導体の需要不振・供給過剰診断と人工知能(AI)バブル論、米国・中国の景気沈滞懸念が重なり、外国人投資家がこの1カ月間にサムスン電子・SKハイニックスの株式を10兆ウォン(約1兆800億円)ほど売り越した。サムスン電子・SKハイニックスは株式市場全体の営業利益の29%を占めるだけに、両社の市場の流れは韓国株式市場の成績に直結する。しかし一部ではこうした危機論が時期尚早という診断も出ている。マイクロンなど半導体企業が好調を維持しているうえ、米国景気が軟着陸する可能性も高いからだ。半導体苦戦論が出ている中、サムスン電子の7-9月期の業績が半導体市場の流れはもちろん韓国株式市場の方向を決めるとみられる。
この1カ月間、外国人は韓国のサムスン電子株を8兆ウォン以上、SKハイニックス株を1兆ウォン以上売った。この影響で先月26日に7万6100ウォンだったサムスン電子の株価は27日には6万4200ウォンまで下落した。25日(現地時間)に米マイクロンの予想外の好業績で半導体株が急騰したにもかかわらずだ。