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「北朝鮮が掘ったクモの巣トンネルのおかげ」…イスラエルの猛爆にも持ちこたえるヒズボラ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.27 10:50
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イスラエルの攻勢でレバノンの武装組織ヒズボラが大きな打撃を受けたが、北朝鮮とイランの支援で掘った巨大なトンネルなどに依存して主要戦力を保全しているという主張があった。



 
25日(現地時間)のロイター通信によると、ヒズボラは2006年にイスラエルと一度戦争をした後、イランと北朝鮮の支援を受け、総延長数百キロにのぼるくもの巣のようなトンネルネットワークを造成した。一部のトンネルは重装備を運搬できるほど大きく、イスラエル軍の前例のない爆撃にも持ちこたえている。

実際、ヒズボラは先月、ロケット発射機と武装隊員を積んだトラックがトンネル内部を走る映像を公開した。イスラエル軍はこの数日間、レバノン内のヒズボラ軍事施設を爆撃し、数万発のロケットとミサイル、自爆無人機(ドローン)などを破壊したと明らかにしたが、ヒズボラの高性能武器の大半はトンネル深くに保管されていると伝えられた。

昨年10月にガザ戦争が勃発するまでヒズボラは15万発にのぼるロケットとミサイルを備蓄していたという。450-500キロ相当の弾頭を搭載できるイラン製ファテフ110地対地弾道ミサイルなど威力的な新兵器も本格的に使用されていないという点で、まだヒズボラは白旗をあげるほどではないというのが専門家らの判断だ。

22日、イスラエルの爆撃を受けた後、ヒズボラの隊員らが直ちにロケットを発射して応射する姿が捕捉されたが、これもトンネルを利用して被害を最小化したためという見方が提起された。

英ギングスカレッジロンドン所属の専門家アンドレアス・クレイグ氏はヒズボラのトンネルネットワークはパレスチナの武装組織ハマスがガザ地区に建設したものよりはるかに丈夫で強力だと述べた。

ハマスのトンネルは砂土が多い軟弱地盤を掘ったものだが、ヒズボラのトンネルは岩を掘って山奥に建設されたということだ。クレイグ氏は「これはガザ地区のものよりはるかに接近が難しく、破壊するのはさらに難しい」と話した。

イスラエル軍がレバノン全域のヒズボラの拠点をじゅうたん爆撃すると同時に、最高位級を相次いで除去する「斬首作戦」をしたが、ヒズボラを屈服させるのは力不足という評価が出ている。ヒズボラ特有の柔軟な指揮体系上、誰が死亡してもすぐに空席が埋まるからだ。

ヒズボラ内部事情に詳しい情報筋は、ヒズボラのナンバー2と呼ばれる特殊作戦部隊ラドワンの指揮官イブラヒム・アキル氏が20日にイスラエルの標的空襲で死亡した後、直ちに後任が任命されたと伝えた。

イスラエル軍のハレビ参謀総長はアキル氏を暗殺してヒズボラ組織全体を揺さぶったと自評したが、実際にはそれほど衝撃が大きくなかったということだ。

匿名を求めた安保当局者はイスラエルの空襲にもかかわらずイスラエル北部などの狙ったヒズボラのロケット攻撃が続くのは、ヒズボラの指揮体系が維持されているためとの見方を示した。

クレイグ氏は「数字や技術力でなく回復弾力性の側面で見ると(ヒズボラは)イスラエルが戦場で直面した最も強力な敵」と話した。

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