「電気自動車? まだエンジン車」…世界1位のトヨタが正しい理由(2)
最近トヨタはこうした硬直した組織文化を変えようと試みている。社員のワークライフバランスを守り、優秀な人材を確保するためだ。最も代表的なものは週休3日制の導入だ。ライカー教授は今後5年間で高齢者のリタイアが本格化し、若い人材がその穴を埋めるようになり以前とは異なる文化ができるだろうと予想した。何より最近ソフトウエア人材を大きく増やしている。既存の組み立て生産ラインはロボットで代替され、自動車はソフトウエア基盤に進化するだろうという予告だ。
◇周到綿密な「電気自動車悲観論者」の計算=豊田会長には「電気自動車反対論者」というレッテルがつく。テスラが主導し、世界の自動車メーカーが相次いで合流した電気自動車市場に対しトヨタは消極的というより悲観的だ。だがトヨタは他の自動車メーカーが電気自動車への転換を繰り上げる時に自分たちが最も得意な分野であるハイブリッドカーに集中した。