安倍氏銃撃事件、岸田内閣の下り坂の始まりだった(1)
中央SUNDAY/中央日報日本語版2024.08.17 11:59
岸田文雄首相が9月下旬に行われる自民党総裁選挙に出馬しないと宣言した。岸田氏は記者会見で「旧統一教会をめぐる問題や派閥の政治資金パーティーをめぐる政治とカネの問題など、国民の政治不信を招く事態が相次いで生じた」とし「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くこと」と述べた。岸田氏は低い支持率にもかかわらず、衆議院解散の時期を天秤にかけながら何とか支持率を反騰させ、政権の延長を図ろうとする態勢だったため、岸田氏の突然の再執権放棄宣言はやや意外だった。
岸田氏が不出馬を決断した決定的なきっかけは昨年末から明るみに出た自民党の「秘密資金スキャンダル」だ。自民党の安倍派、茂木派など主要派閥が政治資金を集める過程で所属議員が裏金を受けたという疑惑が検察の捜査で一つずつ確認され、国民の怒りが爆発した。岸田派も会計責任者が立件された。内閣支持率は急転直下した。岸田氏は金権政治の温床と見なされた派閥を自ら解体する処方に踏み切り、麻生派を除いた自民党のすべての派閥は相次いで派閥解体を宣言した。また政治資金規正法を改正するなど政治改革に着手したが、離れた民心は戻ってこなかった。