【社説】大きくなる「電気自動車恐怖症」…不安静める対策急がなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.13 13:04
相次ぐ火災事故で「電気自動車恐怖症」が拡大している。韓国政府の出遅れた対応の中で地方自治体などのその場しのぎ的な対策だけ続き不安も増幅されている。電気自動車の出入りと駐車をめぐり「電気自動車ニンビー」も広がっている。電気自動車購入忌避により関連産業が萎縮する懸念まで出ている。
電気自動車恐怖症を育てたのは1日に仁川(インチョン)の青羅(チョンラ)国際都市のマンション団地地下駐車場で発生した電気自動車火災だ。リチウムバッテリーに一度火が付けば1000度以上に上がる熱暴走が発生し、車72台が全焼したほか、設備と配管などが溶け、電気と水の供給が中断される莫大な被害が発生した。6日にも忠清南道錦山(チュンチョンナムド・クムサン)で駐車中の電気自動車から火災が起こる事故が発生し不安はさらに拡大した。