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IOC「北朝鮮にパリ五輪中継権を支援」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.07 15:47
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2024パリオリンピック(五輪)を中継していなかった北朝鮮が、開幕10日目に五輪の競技を録画中継した。国際オリンピック委員会(IOC)は「北朝鮮に直接放送権を支援した」という立場を明らかにしたと、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が7日報じた。

北朝鮮は大会10日目の4日、パリ五輪卓球混合ダブルスの競技を録画中継した。

 
韓国統一部のウェブサイトで紹介された北朝鮮朝鮮中央テレビの放送編成表を見ると、4日午後4時5分から約7分間「国際体育消息」「第33次オリンピック競技大会の中から」として主要競技場面を紹介した後、午後4時12分から5時まで50分間ほど「録画実況」「第33次オリンピック競技大会-卓球混成複式16強戦北朝鮮対日本の競技」を放送した。

世界ランキング2位の日本チームに16強で勝利した北朝鮮のイ・ジョンシク-キム・キムヨンは8強と4強を越え、先月30日に行われた中国との決勝戦で敗れて銀メダルとなった。8年ぶりに五輪に復帰した北朝鮮の最初のメダルだった。

IOCは「北朝鮮の朝鮮中央放送委員会(KRT)と2024パリ五輪の競技を中継することで合意した」とRFAに話した。北朝鮮が大会開幕後しばらく五輪の競技を放送しなかったことについては「朝鮮中央放送委員会に映像が伝えられる過程で技術的な問題はない」とだけ答えた。

IOCが五輪開幕から北朝鮮に映像を提供したが、北朝鮮の決定で五輪の競技を放送しなかったとみられる。

五輪の競技を放送するにはIOCから中継権限を委任されなければならない。IOCは2024パリ夏季五輪の放送権限をソウル放送(SBS)に付与した。

したがって北朝鮮がSBSに放送送出要請や協議をしない場合、北朝鮮はパリ五輪の競技を中継する権限がない。しかしIOCは五輪の直前、北朝鮮に五輪映像を提供することで合意し、北朝鮮は韓国の放送局を通さず五輪中継が可能になった。

IOCは傘下のオリンピック放送機構(OBS)がパリ五輪現場で制作した競技の映像を送出すれば、北朝鮮が自らの衛星システムで受信して朝鮮中央テレビの放送制作に活用すると、RFAに伝えた。

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    2024.08.07 15:47
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