韓国医療空白長期化…小児病院、大型病院の救急室になる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.22 15:37
さらに大きな問題は大型病院の診療機能が早期に回復するのは難しい点だ。医療空白事態の終わりが見えないばかりか、小児科忌避現象はますます顕著になっているためだ。低出生による診療需要減少の展望、医療訴訟負担などで小児科を専攻しようとする若い医師は徐々に減少している。今年上半期レジデント募集で小児科支援率は26%(定員205人・志願53人)にとどまった。これさえもこのうちの大多数は医政葛藤によって病院を離れた。事態が解決されても小児科のような必修科専攻医は簡単に復帰しないという展望が支配的だ。
人材・装備はどれも不十分だが救急・重症患者が増える小児病院の事情はさらに厳しい。イ・ホンジュン副会長は「小児科医師供給そのものが少ないため、小児病院は新規医師を採用するのも難しい」としながら「(救急室のように)夜間診療をしたくても医師がいないくてできない場合も多い」と話した。