【時視各角】トランプ氏の頭に韓国は入力されたのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.18 15:12
#1.才能は本能に勝てない。理性も本能を超えられない。今回の米国大統領選挙も2人の本能が版図を動かした。ドナルド・トランプ共和党大統領候補、そしてAP通信のカメラマンのエバン・ブッチ氏だ。
まずはトランプ氏。彼は銃声が響いた瞬間、すぐに演壇の下に体を隠した。彼はニューヨーク軍事学校出身だ。そのDNAが生きていた。年齢78歳にして大変な瞬発力、体力だ。その後に続いた3回の「fight(戦おう)」の叫び。拳を握った右手を突き上げた本能は気力だ。申し訳ない話だが、バイデン大統領ならどうなっていただろうか。おそらく警護員に担がれていくか、気絶していたのではないだろうか。トランプ政権1期目にワシントン特派員をしながら書いた記事を振り返ってみると、「破壊本能」「暴言本当」など数多くの本能をトランプ氏に修飾語として付けていた。もちろん否定的な描写だった。5年が経過した今になって分かった。そのすべてをことを越えても余りある天賦的な「政治本能」がトランプ氏にあることを。