【コラム】政権を倒す激しいインフレーション=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.16 13:33
物価高は進行形だ。6月の消費者物価上昇率が2.4%に下がると、政府は「安定した流れ」と評価した。同意することはできない。その間、あまりにも大きく上がったのが止まったと見るべきだ。1万ウォンの冷麺一杯が1万5000ウォン(約1700円)まで上がって止まったのを安定といえるだろうか。国民をだますようなものだ。2021年以降の累積物価上昇率は14%に達した。生活物価はさらに大きく上がった。先月、新鮮食品は11.7%上昇した。ナシは139%、リンゴは63%値上がりした。いつのまにか果物・野菜価格はOECD(経済協力開発機構)最高水準になった。恥ずかしいOECD1位(低出生率、高齢者貧困、自殺率、男女賃金格差…)がまた一つ増えたということだ。
政府の対策には危機感がない。毎日同じ声を出している。財政を支援し、流通構造を改善し、市場監視を強化し…。高金利だけでは物価を抑えるのに限界がある。自営業者800万人という脆弱な経済構造で高金利に固執するのも難しい。発想の転換が必要だ。消費者物価上昇の30%は農産物のためだという。気候危機による構造的な問題なら、栽培を増やしても解決する問題ではない。リンゴとナシを輸入しようという李昌鏞(イ・チャンヨン)韓国銀行(韓銀)総裁の提言は傾聴するに値する。