米国にはパンダ2+1組が貸与…フーバオは韓国に戻って来れないのだろうか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.21 15:04
最近、中国の韓日中首脳会談出席や中朝関係の異常気流などで韓中関係が好転する兆候がそこかしこで見られる。このような状況でフーバオの冷めない人気は両国に思いがけない負担として作用している。接客や虐待など疑惑も相次いで提起されてフーバオの帰還を求める声が今も絶えないためだ。これに対して韓国政府の対中外交力は試験台に載せられ、中国政府も相当な圧迫を受けている。70余日ぶりにフーバオを大衆に公開した理由もさまざまな論争を落ち着かせるための中国側の努力と解釈される。日本のシャンシャンは返還後8カ月後に公開された。
先月、洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱(テグ)市長と中国の邢海明駐韓大使の面会以降、大衆の期待はさらに大きくなった。先月31日、洪市長は2027年に完工予定の大邱大公園にパンダ1組を送ってほしいと要請したが、この時フーバオが来るように希望する人々が少なくないためだ。邢大使も中央政府と積極的に協力するという考えを表明した。韓米日の密着を意識して韓国を引き寄せようとする中国の動きが大きくなる中で、韓国版世紀の「パンダ外交」を期待する声も出ている。