【中央時評】韓国、「自滅国家」の流れを変えよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.17 15:17
冷戦体制の解体後、人類の半分を左右したソ連帝国の滅亡に関する省察は、その崩壊の原因が戦争のような外部要因でなく、徹底して内部要因のためだったという点を究明した。人間の自由と自我実現の不在、理念・派閥を超える国家全体議題の放棄、国家機制の作動不能、内部分裂と派閥争いによる衝突などがそのような内部要因だ。
実際、巨大帝国が崩れる光景は(外部の人には)一大衝撃であると同時に歴史的壮観だった。一時代前、最高の経済学者ケインズは平和に関する著作で「いかなる社会秩序であれ自身の手によらずには絶対に消滅しないという話は歴史的に真実」とし、人間共同体の滅亡原因の一端を診断した。