タカ派になったパウエル議長…遠ざかる利下げ、世界の金融市場動揺
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.18 07:06
なかなか冷めない米国経済が韓国をはじめとする世界金融市場を揺さぶっている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「物価をとらえるのに時間がもっとかかりそうだ」というタカ派的(通貨緊縮選好)な立場に急旋回し米国の高金利長期化の可能性が大きくなったためだ。
パウエル議長は16日、米ワシントンDCで開かれたカナダ経済関連フォーラムで「最近の経済指標は(インフレが2%の目標に至っているということに)もっと大きな確信を与えられずにいる。そうした確信に至るまで期待よりもさらに長い時間がかかりそうだ」と話した。パウエル議長は「高いインフレが持続するならば現在の緊縮的な通貨政策水準を必要なだけ長く維持できる」ともした。当分は金利を現在の5.25~5.50%水準で維持するという意向を示した形だ。