「大衆の憤怒利用したトランプ氏、民主主義だけ悪化させた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.15 13:08
「民主主義が危機から抜け出すには市民が人生を自ら決めるように影響力を行使しなければならず、政治家は多様な意見をまとめて政策として作り出す能力を育てなければならない」。
『これからの「正義」の話をしよう』の著者ハーバード大学のマイケル・サンデル教授は5日、米マサチューセッツ州のハーバード大学トムソンホールで崇実(スンシル)大学哲学科のキム・ソンウク教授と会いこのように話した。キム教授は同書をはじめとしてサンデル教授の最新作まで韓国で出版されたサンデル教授のすべての著書を監修した哲学者だ。この席でサンデル教授は「能力主義を盲信する社会で勝者は成功を自分の努力の結果とだけ考え、敗者は失敗を自身のせいにする。勝者は傲慢になり敗者は屈辱を当然視することになる。こうした雰囲気が二極化をあおり大衆の憤怒を育てる」と話した。以下はインタビューの主な内容。キム教授が問いサンデル教授が答えた。