【コラム】韓国戦争でも大活躍…米国がうらやむ韓国の105ミリ砲弾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.10 14:06
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M101 105ミリ曲射砲を自走砲に改良したK105A1「プンイク」。少ない兵士で容易かつ迅速に運用できる。 ハンファエアロスペース
2022年2月24日、ロシアがウクライナを侵攻して戦争が始まった当時、戦力が優勢なロシアが難なく勝利すると予想する人が多かった。しかしウクライナの決死抗戦と西側の大々的支援で同年秋から戦線が小康状態になった。こうした対峙状態で長期戦に入ると、戦争物資の消費が急速に増えた。中でも砲弾の不足は双方に大きな悩みになった。
プーチン大統領が砲弾問題で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に依存する姿は戦争以前には想像もできない場面だった。ウクライナの状況はさらに悪化し、現在の砲弾使用量はロシアの20%程度にしかならない。米国をはじめとするNATO加盟国が支援しているが、これらの国々も冷戦終息後に生産能力が低下した状態であるため困難が多い。それで西側国家のうち相対的に砲弾保有量が多く生産も円滑にできる韓国に視線が向けられている。