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グローバル製薬会社、韓国に注射針供給中断…公取委が制裁に着手

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.04 10:28
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韓国の公正取引委員会(公取委)がグローバル製薬会社ノボノルディスクに対する制裁手続きに着手した。ノボノルディスクはデンマークに本社がある製薬会社で、糖尿病と肥満症治療薬の売上が増え、欧州上場企業のうち時価総額が最も高い。

◆欧州時価総額1位の製薬会社、優越的地位乱用で制裁へ

 
業界によると、公取委ソウル事務所は先週、ノボノルディスクに対して公正取引法違反で審査報告書(検察起訴状に該当)を発送した。2020年に韓国国内で販売を始めた注射針「ノボファインプラス」の供給を中断したからだ。2022年から最近までノボノルディスクが取引上の優越的な地位を乱用し、ノボファインプラスを供給していないということだ。ノボファインプラスとは糖尿薬や成長ホルモン剤を注射する時に使用する注射針。注射時の痛みが少なく、一日に数回も針を刺す糖尿病患者がよく使用する。

製品の供給を中断する場合、生産の中断または契約上避けられない理由がなければならない。しかし公取委の調査の結果、ノボノルディスクは経営上の理由で国内販売を中断したことが分かった。ノボノルディスクは肥満治療薬オゼンピックの世界販売量が急増した中、ノボファインプラスを販売しないことを決めた。オゼンピックには薬物と共にノボファインプラス注射針が含まれている。

◆肥満治療薬がよく売れると供給中断

収益性が高い肥満治療薬に注射針を入れるために、糖尿病治療に使用される注射針の供給は中断したということだ。公取委はノボノルディスクの供給中断で韓国国内の糖尿病患者に被害が発生したとみている。2021年基準で国内注射針市場(230億ウォン、約26億円)の34%はノボノルディスクが占めた。市場シェアが全体の3分の1を超える。

ノボノルディスクの供給中断以降、糖尿病患者の間では注射針を確保するのに困難が生じた。10歳の息子がいるシン・ミジョンさん(44)は昨年初めからノボファインプラス注射針を販売しているところを噂を頼りに探している。2022年から子どもに成長ホルモンを週6、7回注射するが、処方があってもノボファインプラスを入手できないからだ。シンさんは「あちこちの薬局を回って、中古市場も調べてみたが、手に入らなかった」とし「毎日注射しなければいけないが、子どもは他の製品を使うと痛いと言って嫌がる。どうにかしてほしい」と吐露した。

公取委は近く審議を開き、ノボノルディスクに対する制裁の程度を決定する予定だ。審議の結果しだいでは是正命令と数億ウォンの課徴金が賦課される場合もある。韓国1型糖尿病患友会のキム・ミヨン代表は「ノボファイン製品でなければ体に合わず使用が難しい人も多い。特に糖尿は少なくとも一日4回、多ければ一日10回も注射をしなければいけない」とし「会社側にも連絡をしたが、突然供給が中断され、やむを得ず代替品を探すしかなかった」と話した。

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