「サムスンには追いつく」と軽視…「浪人生」インテルの挑発(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.02 11:22
PC市場を掌握した「ウィンテル」ことウィンドウズ+インテルもAI半導体を中心に再びひとつになる。マイクロソフトはインテルのファウンドリーの18A工程で自社AI半導体を作るとしてインテルを後押しした。インテルは「前金を入金した『意味ある18A顧客』 4社を確保した」とも明らかにしたがこれもまたいずれも米国企業だ。米国のビッグテック企業の「仲間同士」が続くならばサムスンの顧客層はさらに減るほかない。
20世紀後半の電子産業の発展を牽引した「ムーアの法則」の主人公はインテルの共同創業者ゴードン・ムーアだ。ムーアはインテル創業(1968年)の3年前に半導体集積回路の性能が18カ月(1975年に24カ月に修正)ごとに2倍に増加するという論文を発表した。半導体技術発展の核心を突いた創業者、その後50年間余り蓄積した設計資産と知的財産権(IP)はインテルの強力な武器だ。名実ともにコンピュータ中央処理装置(CPU)最強者である点も長所だ。