アルゼンチンでプロサッカーチームの男性選手４人が女性記者１人を性暴行したという疑惑が提起された。

アルゼンチンメディアが８日に伝えたところによると、同国トゥクマン州検察は性暴行容疑でセバスティアン・ソサ選手、ブライアン・クフレ選手、ホセ・フロレンティン選手、アビエル・オソリオ選手の４人を調査している。

アルゼンチンのプロサッカーチーム、ＣＡベレス・サルスフィエルド所属の選手らは、２日にアトレティコ・トゥクマンとの遠征試合後に、ホテルへ２０代の女性記者を呼び入れて性暴行をしたという容疑を受けている。

被害者の弁護士は現地メディアとのインタビューで「スポーツジャーナリストである私の依頼人（被害者）はスタジアムのミックスゾーンで取材し、ソサ選手の連絡を受けてホテルへ向かった」と事件当日の行動を説明した。

ホテルで記者は選手らから受け取った酒を飲んだ後にめまいを覚え、その後に被害を受けたと弁護士は伝えた。

弁護士は「体にあざなどがある被害者は現在精神的衝撃を受けた状態。事件当日に血まみれになった服を捜査機関に提出した」と話した。

ベレスはこの日報道資料を出し「われわれは６日に検察に受け付けられた事件を認知し、（この事件に）チームの選手４人がかかわっていることを確認した。内部プロトコルに基づきわれわれは予防的次元から選手らをチームから分離することに決めた」と明らかにした。

ベレスはこれとは別に、この日国際女性デーを迎えソーシャルメディアへの投稿で「チームのみんなを当惑させたある公開的に知らされた事実の脈絡からわれわれはセクハラ、いじめ、差別をなくす行動を促進することを要請されている」とした。

アルゼンチンでは今回の事件と関連した選手らの処分と検察の公正な捜査を促す声が続いている。

加害者とされるウルグアイ出身のゴールキーパー、セバスティアン・ソサ選手はＸ（旧ツイッター）に「どんな種類の暴力も拒否しすべての人の身体的・性的完全性を尊重する。正義に立脚した迅速な措置を望む」と投稿し、事実上容疑を否認した。

ソサ選手はウルグアイ国家代表チーム出身のベテランゴールキーパーだ。韓国とグループリーグで同じ組となった２０２２年のワールドカップ・カタール大会でも選手団に含まれた。