韓国統一部が「自由で平和な統一韓半島（朝鮮半島）」基盤を構築するという内容の統一政策基本原則を明らかにした。「三一運動は誰もが自由と豊かさを享受する統一で完結する」という尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の１日の「三一節（独立運動記念日）演説」の後続措置だ。

金暎浩（キム・ヨンホ）統一部長官は７日午後、竜山（ヨンサン）大統領室で行われた業務報告で、「北を変化させ、我々の社会統一力量を強化するなど統一政策を積極的に推進する」という内容の統一政策方向を尹大統領に報告した。金長官は８日の会見で「尹大統領が三一節の演説で自由と人権という普遍価値の拡散という意味で統一の重要性を力説した」とし「憲法の精神である自由の哲学を反映し、わが国のアイデンティティと統一の指向を明確にする新しい統一構想を確立していく」と述べた。

統一部はこの日、「自由で平和な統一韓半島」基盤を構築するために「北朝鮮を正しく知って知らせる」「北朝鮮の変化を誘導」「統一力量の強化」の３大核心課題も発表した。また、政府の民生重視政策基調に合わせて「日常現場＋、民生優先＋、未来志向＋統一」という方向も設定した。このため統一部は北朝鮮のため苦痛を受ける拉致被害者、抑留者、国軍捕虜と離散家族に対して国家的責務を果たすという原則と共に、北朝鮮離脱住民（脱北民）に対する定着支援を強化する計画だ。

金長官は「今年から７月１４日を脱北民の日に定め、我々の社会で脱北民が持つ意味を考え、北の住民に希望のメッセージを与える契機にする」と述べた。