「最低賃金低くした外国人介護士導入を」… 介護地獄の韓国、韓国銀行の提案(2)
韓国銀行の研究陣は、雇用許可制拡大と介護サービス業に対する最低賃金差等適用、個別世帯の私的契約方式による外国人直接雇用の2つの案を提示した。いずれも介護サービス賃金そのものを低くする案だ。韓国は国際労働機関(ILO)の国際協約と最低賃金法などにより外国人労働者に韓国人と同じ水準の最低賃金が適用される。ただ現行の最低賃金法は業種別の最低賃金差等適用の可能性を残しており、介護サービス業種で韓国人と外国人の区別なく最低賃金を低くすることは可能だ。また、私的契約方式は最低賃金を適用しなくても良い。研究陣は「最低賃金差等適用は中長期的に価格の歪曲を減らし、経済全体の効率性を高めるなど肯定的な結果につなげられる」と説明した。
韓国銀行が「差等賃金」まで持ち出したのは、「外国人介護労働者を雇用する費用が十分に低くなれば子ども世帯が家族の介護の代わりに本来の仕事に戻ることができる」という判断からだ。介護費負担を減らすために外国人材の導入が急がれるが、現在のように最低賃金が中位賃金の61%に達する状況で最低賃金水準を負担しなくてはならなければ外国人介護労働者を利用できる世帯は顕著に少ないだろうという現実的な理由もある。