韓米、防衛費交渉1年操り上げて開始…「トランプリスク」考慮(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.05 16:42
交渉が行われるたびに最大の争点となる総額に関し、次期交渉では韓国が「国防費・防衛費同時上昇」規定を改善すべきだという指摘も出ている。第11次SMAは韓国が毎年負担する分担金総額を物価上昇率でなく国防予算引き上げ率に連動させることにした。通常2ー3%水準の消費者物価上昇率よりも国防予算の上昇幅が大きいため、韓国が米国側の要求を過度に受け入れたという批判があった。
これを受け、2020年に1兆389億ウォンだった分担金は昨年1兆2896億ウォン、今年は1兆3463億ウォンに増えた。来年度の分担金は1兆4000億ウォン台と予想される。第8次SMA(2009-13年)と第9次SMA(2014-18年)では2年前の物価上昇率を適用し、引き上げ幅の上限(4%)も設けた。