尹大統領、三一節キーワードは「統一」…「韓民族」否定した金正恩に反論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.27 07:05
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の就任後2度目の三一節記念演説の核心キーワードを「統一」とする方向性が固まった。歴代大統領は三一節を迎えて韓日関係と対北朝鮮メッセージを主に言及した。統一を強調するケースは多くなかった。与党高位関係者は26日の通話で、「南北は同じルーツから出発した韓民族であり統一は憲法上大韓民国大統領の責務。今年の尹大統領の記念演説では南北関係と統一を強調する計画」と話した。
尹大統領が統一メッセージを強調するのは今年初めに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が先代の統一遺訓である「自主・平和統一・民族大団結」などを北朝鮮憲法から削除し「単一民族論」を否定したのと無関係ではないとの解釈が出ている。金委員長は1月15日の最高人民会議施政演説でこうした削除指示を出し、「北と南を同族にまどわす残滓的な単語を使用しないということと、大韓民国を徹頭徹尾、第1の敵対国、不変の主敵と確固と見なすように」と話した。