【コラム】縮小していく北朝鮮の外交ネットワーク(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.23 15:55
大韓民国とキューバが15日に修交したのは、国際舞台で北朝鮮の地位がどれほど危険であるかを見せる事例だ。キューバは北朝鮮の海外作戦の橋頭堡であり、思想と政治的支持の基盤だった。首都ハバナに韓国外交公館が設置されれば、キューバで北朝鮮の活動は大きな圧力を受けるはずだ。またキューバ政権も北朝鮮を無条件に支持してはいけないという要求に直面するだろう。
しかし韓国・キューバ修交はますます縮小する北朝鮮の外交ネットワークのもう一つの事例であり、北朝鮮が自ら招いた結果だ。昨年アフリカなどで9カ国の大使館が閉鎖された。北朝鮮の資金難のためだろう。コロナ事態で平壌(ピョンヤン)駐在官は本国に戻ったが、再派遣はできずにいる。北朝鮮はもともと平壌駐在外交官を歓迎していなかっただけに、おそらく喜んでいるのだろう。