【コラム】ひとつにまとめてみるにはあまりに違う韓中日経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.21 13:18
北東アジア3カ国を「先進国経済」やユーロ圏のようにひとつの分析単位として設定できるだろうか。その次に例えば「ソフトランディングか景気低迷か」を問い詰めることができるだろうか。地理的に隣接した韓国・中国・日本は経済状況の偏差が大きい。3カ国を並べて見ると違いが目立つ。
中国を見れば、最近国際通貨基金(IMF)が2024年の予想成長率を4.2%から4.6%に高めてはいるが、不動産市場不振と世界的需要萎縮が依然として核心リスクに選ばれている。不動産市場の低迷は最近の経済回復を牽引した家計消費に影響を及ぼしているが、輸出もやはり成長を牽引するのは容易でなさそうだ。地方政府に向けた財政浮揚策、追加的なインフラ支出、通貨緩和と不動産市場支援などの追加浮揚策なくして目標成長率5%は達成しにくいだろう。ただ中国政府が政策的介入を推進する確率が高く、結局成長が安定化されるだろう。