【コラム】未来半導体は「先端パッケージング」の戦い…集中育成策立てなくては=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.19 12:09
2023年初め、生成型AIの登場でエヌビディアのAIチップ「H100」の需要が爆発的に増えた。H100チップを生産できる企業はTSMCしかない。TSMCの最先端パッケージング技術のおかげだ。H100チップ需要が爆発する状況で需要企業がサムスンに生産を任せたくても、サムスンは必要な後工程技術を確保できていない状態で機会を十分に生かすことができなかった。サムスンはH100チップに必要な高性能メモリーであるHBM生産でもSKハイニックスに押されたりもした。
ファウンドリーでサムスンとTSMCの格差が大きくなる決定的な理由は後工程の技術力だ。一時はファウンドリー前工程技術力でも2~3年の格差があるという分析もあったが、この差は大きく縮まったと評価される。しかし後工程の部分ではなぜ格差が大きくなっているのか。