◆「老化が心配」　２０代にボトックス流行

アンチエイジング（老化防止）は２０代も同じだ。ＣＮＮは先月、２０代の間で顔のしわを伸ばすボトックス注射が流行していると伝えた。ニューヨークポストは「Ｔｉｋ　Ｔｏｋで＃アンチエイジング映像の照会数は計７９億回にのぼり、＃ボトックスは１０２億回、＃しわは２４億回」とし「２０代女性が老化を心配して３０代になるのを恐れる映像が多い」と伝えた。

米整形外科学会の統計によると、２０２２年にボトックスなどしわ取り注射をした２０－２９歳は３年前に比べて７１％増えた。米整形外科協会会長のスチーブン・ウィリアムス博士は「予防レベルでしわのない顔の部位にする『ベビーボトックス』が増えているため」と説明した。

ベビーボトックスは特定の筋肉でなく真皮層に少量のボトックスを浸透させて小じわの形成を防止する。１回あたり最大１０００ドルと高いが、２０代の間で老化予防手術として人気が高い。

専門家らは過度な老化予防努力はむしろマイナスだと警告した。ウィリアムズ博士は「ボトックス注射は一般的に安全だが、長期間続ければ筋肉が減って衰弱する」と説明した。

米国の皮膚科専門医シェリン・イドリス氏は「数十年間３、４カ月ごとにボトックス注射をすれば顔の筋肉が徐々に薄くなって緩くなる」とし「老化を恐れずに受け入れるのが真の祝福」と強調した。

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