【コラム】「北朝鮮が戦争の決心をした」という分析は間違いだ(1)
ミドルベリー国際研究所のロバート・カーリン研究員とジークフリード・ヘッカー博士の最近の「フォーリン・アフェアーズ」への寄稿が注目されている。「金正恩は金日成のように戦争を決心したようだ」と題した寄稿だ。彼らの主張に驚いた米国政府はホワイトハウスの高官級に報告までした。
2人はこうした主張の根拠に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の好戦的な修辞と統一放棄宣言、そして激化する米中の地政学的緊張を挙げた。中でも2019年のベトナム・ハノイ朝米首脳会談で金正恩により良いディールを提供しなかった当時のトランプ政権と、就任後に対北朝鮮強硬策を駆使する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権を最も大きな原因に選んだ。