【コラム】高まった台湾海峡の荒波…韓国が両岸の平和仲裁者になる可能性も(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.16 14:09
◇中国の現状維持続くか
米国はウクライナ戦争とイスラエル-ハマス戦争でウクライナとイスラエルを支援している。米国が同時に中国発(または北朝鮮発)東アジア戦争を遂行する能力が不足していると中国が判断すれば、台湾を武力で挑発する可能性は高まるだろう。米国より国力が劣っていた毛沢東時代に、中国は1950年韓国戦争(朝鮮戦争)に介入し、大躍進運動(1958~62年)の混乱渦中にも1962年インドを侵攻した事実を念頭に置かなければならない。米国の強力な抑制のために中国が現状を維持するのではないかという考えに執着すれば致命的な誤判断を犯す恐れがある。