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<大リーグ>「巨人」になった李政厚、年俸は孫興慜超え(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.14 08:20
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李政厚(イ・ジョンフ、25)は小学6年だった2010年、日記帳に「バケットリスト」を書いた。野球選手としていつか成し遂げたい目標を一つずつ並べた。

「1次指名でプロ入団、国家代表で国際大会出場、ゴールデングラブ受賞、首位打者、新人王、韓国シリーズ優勝、シーズン最優秀選手(MVP)、メジャーリーグ(MLB)進出」。野球少年の抱負だった。

 
李政厚はプロ入団と同時にこのリストを一つずつ消していった。本人も「当時は本当に『夢』と思って書いたが、ほとんど実現しているのが不思議だ」と語った。そして李政厚は13日(日本時間)、依然としてリストに残っていた項目2つ(韓国シリーズ優勝、MLB進出)のうち最も遠大だった目標の一つをまた「現実」にした。MLBドットコムなど米メディアはこの日、「李政厚がサンフランシスコ・ジャイアンツと6年・1億1300万ドル(約160億円)の条件で入団に合意した」とし「4年後のオプトアウト(球団と選手の合意に基づき契約破棄)条項も含まれたとみられる」と伝えた。

新たな歴史だ。李政厚が契約した1億1300万ドルは、ポスティングシステム(非公開競争入札)を通じてMLBに進出したKBOリーグ出身選手のうち歴代最高額となる。2013年に柳賢振(リュ・ヒョンジン)がLAドジャースに入団して受けた6年・3600万ドルの記録を李政厚が11年ぶりに更新した。

年平均最高額も塗り替えた。従来の記録は金河成(キム・ハソン、サンディエゴ・パドレス)が2021年にサインした年平均700万ドル(4年・2800万ドル)だった。李政厚は年平均約1883万ドルで契約し、金河成の2.5倍の年俸を受けることになった。

海外リーグでプレーするサッカー韓国代表の孫興慜(ソン・フンミン、トッテナム)と金玟哉(キム・ミンジェ、バイエルン・ミュンヘン)の年俸も李政厚に及ばない。孫興慜は今年、週給21万ポンドを受ける。年俸に換算すると1092万ポンド(約20億円)となる。金玟哉の推定年俸も1200万ユーロ(約18億円)だ。ただ、サッカー選手の価値は天文学的な移籍料で表され、直接比較するのは難しい。孫興慜は2015年に移籍料3000万ユーロを前所属チームにもたらし、金玟哉は7月に5000万ユーロの移籍料でアジア出身選手の歴代最高額となった。

李政厚は2017年にネクセン(現キウム)の1次指名を受けてプロに入団した後、7シーズン通産打率3割4分0厘をマークし、KBOリーグを代表する打者に定着した。デビュー初年度に新人王になり、2021年に首位打者、2022年にシーズンMVPを獲得した。ジャカルタアジア競技大会では韓国代表の中心打者として活躍し、金メダルの主役になった。

<大リーグ>「巨人」になった李政厚、年俸は孫興慜超え(2)

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