北朝鮮のハッキング組織、レーザー武器技術も盗んだ…FBIと共同捜査で確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.04 14:29
北朝鮮のハッキング組織が韓国国内の防衛産業企業などをハッキングし、重要な技術資料を盗み出したことが確認された。ソウル警察庁安保捜査支援課は米連邦捜査局(FBI)と共同捜査を行った結果、北朝鮮のハッキング組織「アンダリエル(Andariel)」が昨年中旬から国内の防衛産業企業・研究所・製薬企業・大企業子会社など14の機関のサーバーをハッキングし、レーザー対空武器など重要な技術資料やサーバーID・パスワードなどを盗んだと4日、明らかにした。警察によると、盗まれた機密資料は計1.2テラバイト(TB)規模で、フルHD級映画230本分量という。
アンダリエルは、身元不明の加入者にもサーバーを賃貸する韓国レンタルサーバー会社を利用して企業情報に接近したことが分かった。警察がハッキング事実を通知した当時、ほとんどの企業は被害を認知していない状態だった。企業の信頼低下を懸念して警察に被害を届けなかったところもあった。警察関係者は「まだ捜査が進行中であり、具体的なハッキング手法は公開するのは難しい」とし「盗まれた技術の活用までは確認できていない」と話した。