韓国首都圏を守る「3000個の目」…数秒で北の長射程砲発射点を把握(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.21 16:19
◆首都圏を守る「3000個の目」
北朝鮮の長射程砲を探知する対砲兵レーダーIIの核心は「3000個の目」にある。ここには能動電子走査配列(AESA)レーダー技術が適用されている。簡単に言えば、アンテナの中にぎっしりと配置された約3000個の送受信モジュール(TRM)がそれぞれ送信信号を作り出し、別々の目のように北朝鮮が発射したロケットを追跡する。
すなわち、3000個の目を大きく開いて「ソウル火の海」を防ぐというのがこのレーダーだ。一つの高出力送信機だけで運用されて故障が多かったPESAレーダーより進んだ技術の集約体だ。LIGネクスワンのイ・ジュンハ首席エンジニアは「AESAでは全体TRMのうち60-70%だけが稼働しても探知性能発揮に特に問題はない」と話した。TRMを一つ交換するのにかかる時間は約30分にすぎない。