韓国デジタル政府の素顔…53時間後にネットワーク障害の原因究明(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.20 08:26
韓国政府のオンライン行政手続きポータルサイト「政府24」が18日に復旧したのに続き、19日には公務員専用行政ネットワーク「市道セオル行政システム」も復旧した。高綺童(コ・ギドン)行政安全部次官はこの日、政府ソウル庁舎で記者会見し、「2日間の現場点検の結果、市道セオル行政システムも障害はない。したがって地方行政サービスはすべて正常化したとみる」とし「モニタリングを続けて状況を管理し、月曜日(20日)には国民に不便がないようにする」と述べた。平日の20日が今回の行政ネットワーク障害事態の最大のヤマ場となる。平日にはネットワークのトラフィックが週末とは比較にならないほど増える。行政安全部は対応状況室を運営する計画だ。
今回の事態は行政ネットワークの公務員認証(GPKI)システムの一部の装備で異常が生じて発生したことが把握された。最近「全世界デジタル政府をリードする」と報道資料まで出した行政安全部は原因の発表まで53時間もかかった。このため復旧も遅れた。日常・生業と直結する行政手続き業務の停止などで市民には大きな混乱と不便があった。高次官は「17日(事態発生当日)に処理できない行政手続き業務は申請日を遡及処理するなど国民に被害がないようにする」として謝罪した。しかし今回の事態の発生および対処をめぐる責任者の問責は避けられない。