ロシア外務省が米国側からアジア太平洋経済協力（ＡＰＥＣ）会議での非公式対話を求めるシグナルを受け取ったと主張した。

１５日（現地時間）、ロシアのＲＩＡノーボスチ通信によると、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官はブリーフィングで、「舞台裏ではあるが、米国もわが国と実用的で非公式な対話をする準備ができているという信号を送り始めた」と述べた。

また「（内容については）何も言えないが、そのようなアプローチがあった」と話した。

ロシアは１１日、米カリフォルニア州サンフランシスコで開幕したＡＰＥＣ会議にアレクセイ・ウリュカエフ副首相が率いる代表団を派遣した。ロシアのプーチン大統領は出席しない。

バイデン大統領は今回の会議を機に、中国の習近平国家主席と首脳会談を行う予定だ。両首脳の会談は昨年１１月、インドネシア・バリ島で開かれた主要２０カ国（Ｇ２０）サミット以来１年ぶりのことだ

一方、欧州連合（ＥＵ）がロシアに対する１２回目の制裁パッケージを発表することに対して、ザハロワ報道官は「西側の攻撃的政策であり国際法違反事例と見なす」と批判した。