韓国が団体戦で金メダルを取った近代５種。だが「団体戦」なのに韓国選手１人が金メダルをもらえなかった。

チョン・ウンテ選手は２４日、杭州アジア大会近代５種男子個人総合で金メダルを獲得した。韓国はチョン・ウンテの金メダルに続き、イ・ジフンも銀メダルを取った。また、代表チーム最年長で今大会を最後に引退を宣言したチョン・ジンファも４位に入り、個人戦上位３人の成績が最も高い国となり、団体戦もやはり金メダルを獲得した。すなわちチョン・ウンテは２冠、イ・ジフンとチョン・ジンファも金メダルを首にかけることになりだれもが喜んだ。

だがこの状況で笑えなかった選手がいる。８位になったソ・チャンワンだ。本来ならソ・チャンワンも団体戦の金メダルを首にかけなければならないが、大会規定により金メダルを手にできなかった。

チョン・ウンテは７月に自身のブログを通じてあきれた状況を伝えている。「今回の杭州アジア大会で近代５種団体戦の競技規定が変わる。近代５種団体戦は４人の選手が出場しそれぞれの記録を加えて順位を決める。だが今回は４人中上位３人の成績だけ合算し、メダルを取ることになればその３人にだけメダルが贈られる」とチョン・ウンテは明らかにした。

チョン・ウンテは「４人全員が同じチームで団体戦に出場するのに１人はメダルをもらえないとは。初めて聞いた時は話にならないと思ったが事実だった。中国チームが３人の選手に対し１人がひときわ実力が落ちるからではないかという疑いまで出ている」とした。