北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長とロシアのプーチン大統領が１３日（現地時間）、ロシア・アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で首脳会談を始めた。

この日のタス通信などによると、ロシア大統領府は「北朝鮮と公開されてはならない敏感な領域で協力する」と伝えた。

金委員長はプーチン大統領に「忙しい中、我々を招待してくださり感謝している」と述べた。

プーチン大統領はロシア沿海州ウラジオストクで開催された東方経済フォーラムに出席した後、ボストーチヌイ宇宙基地に移動した。会談場所はウラジオストクから北に約１０００キロ離れている。

プーチン大統領は「北朝鮮の人工衛星開発を支援する」とし「宇宙基地で会談する理由」と会談内容に言及したと伝えられた。また「軍事協力など幅広いテーマで議論する」と話したという。

こうした発言は今回の露朝会談に対する西側の見方と変わらない。北朝鮮は今回の首脳会談でロシアに武器を供与する代わりに、宇宙科学を含む先端軍事技術情報の提供を望むという見方が出ている中、ロシアは金委員長を宇宙基地に招待して宇宙英雄関連の贈り物をし、協力の意志を表している。

ロシアメディアのＲＢＫは１２日、情報筋を引用し、金委員長が１３日にプーチン大統領と首脳会談をした後、１６日にはショイグ露国防相と会うと伝えた。金委員長がロシアを訪問してプーチン大統領と会談したのは２０１９年４月以来４年５カ月ぶり。