日銀総裁「マイナス金利終わらせることも」…ウォール街が緊張
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.13 08:46
日本の10年物国債利回りが9年8カ月ぶりの高値となり高止まり中だ。12日の取引時間中に0.72%を記録し前日に続き上昇した。超緩和的通貨政策を継続した日本銀行が通貨政策正常化の可能性を示唆してだ。
同日の日本経済新聞によると、日本の長期金利指標となる10年物国債利回りは11日に0.7%を突破したのに続き、2014年1月以降で最高を記録している。日本銀行の植田和男総裁が9日の読売新聞とのインタビューで、マイナス金利政策の解除について「物価上昇に確信が持てれば選択肢」になると明らかにした影響だ。岡三証券の鈴木誠債券シニア・ストラテジストはロイター通信に「日本銀行が予想より早く政策基調を変更すると投資家が予想し金利が上昇した」と解説した。
日本は低物価と景気浮揚に向け2016年にマイナス金利を導入した後、短期金利をマイナス0.1%にしている。家計と企業資産が消費と投資につながるよう誘導するためだ。また、イールドカーブコントロール(YCC)政策を導入し、10年物国債利回りの上限線を決めて市場金利がこれより高まれば中央銀行が国債を買い入れて金利を低くしてきた。しかしこうした超緩和的通貨政策は市場をゆがめ円安をあおるという批判を受けてきた。