<ヒョンデ研究>「コピー&ペースト」で子工場作る、ブロモンの悪夢が生んだ現地化戦略(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.11 08:17
ヒョンデはアラバマ工場の時は部品生産と車体組み立てを現地で終わらせる「空母式戦略」を展開した。蔚山(ウルサン)工場に比べ熟練でない北米の作業員の技術を考慮し、部品のモジュール化も積極的に推進した。1台当たり2万~3万個に達する自動車部品をシャーシ、運転席、ドアなど6~7個のモジュールに単純化したのだ。自動化設備も積極的に導入した。金東晋(キム・ドンジン)元ヒョンデ副会長(現IA会長)は中央日報とのインタビューでアラバマ工場をこのように記憶した。
「世界最大の自動車市場である米国への進出はこれ以上先送りすることはできないミッションでした。起亜買収で大規模な資金を投じた状況だったため、さらに遅れれば北米市場進出そのものが難しいと判断しました。無条件で成功しなければならないプロジェクトでした。失敗すれば太平洋の向こうにある本社も危機になりかねないほど断念することはできない工場でした」。