韓国統一部が、親北朝鮮団体である在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の１日の行事に出席した尹美香（ユン・ミヒャン）無所属議員に対して経緯書の提出を要求した。

統一部は６日に開かれた朝鮮総連主催の関東大震災朝鮮人虐殺追悼式に出席した尹議員をはじめとする９人に北朝鮮住民接触経緯提出を要求する公文書を発送したとこの日明らかにした。提出期間は１３日だ。

統一部は提出させた経緯書を基に事実関係調査を行った後、内容が未申告接触だと判断されれば過怠金賦課審議委員会を開いて暫定的に決めた過怠金を事前通報する。

事前通報後１０日間は意見陳述の機会を与えるが、賦課対象者が異議を提起しなければ審議委の決定が確定する。

対象者が異議を提起すれば統一部はこれを反映して過怠金を確定・通知する。もしここで情状酌量と判断されれば過怠金が免除・減免される場合もある。

万一、尹議員が確定した過怠金に従わなければ統一部は事案を法廷に引き継ぐことになる。

問題が大きくなったことを受けて、尹議員は前日（５日）にコメントを出して「献花をしただけで総連側の要人と情報やメッセージをやりとりする行為などはなかった。事後申告の対象でもなく現行法違反もなかった」と主張した。

統一部はこれに対して同日コメントを出して「南北交流協力法第３０条によると、朝鮮総連関係者は『北朝鮮住民』と見なされていて、朝鮮総連が主催・主管する行事に参加するには統一部の接触申告受理が先行しなければならない」と反論した。