「わが子の給食から海産物を抜いてください」…水産物苦情に困惑する韓国教育部(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.29 07:05
日本福島汚染水の放出問題が学校に飛び火している。汚染水の放出と全国小・中・高校の始業時期が重なり、給食の安全を心配する一部の保護者の苦情が本格化しているためだ。
28日、ソウルのある小学校の勤務25年目の栄養教師は「一部の保護者は『(放射能成分に露出していない)塩をあらかじめ買っておく必要があるのではないか』『海産物は何でも抜いてほしい』と求めている」と話した。また「ロシア・ウクライナ戦争の時も材料価格が上がって心配だったが、最近また塩などの価格が上がって献立を組むのに困難だ」と説明した。また他の栄養教師は「たとえ苦情通りに変えようとしても子供たちに肉だけを食べさせるか、または味付けをする時に塩をかけないわけにはいかない」として「いつまで、どのようなメニューをどのように構成するかに対するガイドラインがあれば良い」と話した。ある教育庁給食担当者は「給食について本庁にも保護者の苦情が入っている」と話した。