<ヒョンデ研究>鄭義宣会長は「1%」を探しに行った、ネイバーにも表示されない「秘密基地」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.28 09:04
1月3日、京畿道華城(キョンギド・ファソン)にある現代自動車グループ南陽(ナミャン)研究所。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長はコロナ禍後3年ぶりに対面で行われた新年会会場としてここを指定した。行事は互いに距離感なく疎通する「タウンホールミーティング方式」だった。この席で彼は電気自動車戦略を加速化するという意志を明確にした。
今月5日、再び南陽研究所。鄭会長は今度はカジュアルな服装でヘリコプターに乗って現れた。下半期に世界での発売を控えた「アイオニック5N」に試乗するためだ。ヒョンデ(現代自動車)関係者によると、彼は今回も例外なく新車の動力性能と搭載されたソフトウエア、外観などを細かくチェックした。鄭義宣会長は普段から経営陣に「(試乗は)不足する1%を見つける過程」と口癖のように話すという。鄭会長にとって南陽研究所はこのように自身の意志を表わす象徴的な場所であり、ルーティーン(習慣)という話だ。