日本「原発の近海でトリチウム未検出」…中国では日本団体旅行を相次いでキャンセル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.28 06:57
日本政府が、福島第一原発汚染水放流後、海水や近隣地域の水産物から放射性物質であるトリチウム(三重水素)は検出されなかったという検査結果を繰り返し発表している。汚染水海洋放流の安定性を強調して漁業関係者が受ける風評被害を減らそうという狙いだ。
環境省は27日午前、福島第一原発の近くの海水を調査した結果、トリチウムが検出されなかったと発表した。汚染水放流開始翌日の25日、福島原発から40キロ以内11地点で海水を採取してトリチウム濃度を測定したが、すべての地点で検出限界値である1リットル当たり7~8ベクレルを下回ったという。
26日、水産庁も前日原発から約5キロ離れた地点で捕獲したヒラメとホウボウ各1匹を調査した結果、トリチウムは検出されなかったとホームページに公開した。水産庁は今後1カ月間、毎日福島近海で採取したサンプルのトリチウム濃度を分析して発表する。原発の半径3キロ以内10地点で採取した海水サンプルを分析している東京電力も、27日までのところ、すべての地点でトリチウム濃度が検出限界値よりも低かったと伝えた。