【中央時評】光復の完成は統一だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.16 16:03
光復(解放)78周年を迎えた。人間の一生ほどの期間に私たちは途方もない成果を収めた。世界で最も貧しかった国が西欧と肩を並べるほどの高所得国になった。民主化も成し遂げた。西洋から韓国の民主主義を学びたいと言って留学に来るほどだ。筆者の世代が学生時代に暗唱しなければならなかった国民教育憲章の「民族中興の歴史的使命」をすでに完成したようだ。しかし必ずあるべきものが抜けているかのように心が虚しい。それがまさに南北分断と対立、そして北朝鮮住民の苦痛のためだ。統一のない光復は完全とはいえない。
分断なく一つの国として経済発展と民主化を成し遂げていたなら、今、私たちはどのような姿になっていただろうか。英国、フランスに匹敵する経済規模に民主主義と市場経済が作動する国としてすでにG7に入っているに違いない。それも20世紀前半に植民地だった国が短期間に成し遂げた成果なので、開発途上国に大きなインスピレーションになったはずだ。しかし分断は未完成の韓国の象徴として世界に刻印された。また、北朝鮮発危険要因はコリアディスカウントの核心だ。特に北朝鮮の核の高度化と韓半島(朝鮮半島)を巡る地政学的葛藤の増加でこの危険ははるかに高まった。このように分断は私たちの発展を制約して韓国が向き合うリスクを増幅させる。こうにもかかわらず、今のような分断国家のままで今後も居続けようという主張が妥当だと言えるだろうか。