【社説】新たなレベルへの韓日米協力の拡大を強調した光復節記念演説
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.16 12:05
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が昨日、光復節(解放記念日)の慶祝式で未来志向的な韓日関係に焦点を当てた両国の安全保障・経済協力を強調した。「日本は今や我々と普遍的価値を共有し、共同の利益を追求するパートナー」と述べた。「力を合わせて進むべき隣人」(昨年光復節)から「普遍的価値を共有し協力するパートナー」(今年3月1日)を経て「共同の利益を追求するパートナー」に拡張したわけだ。その間、シャトル外交が復元されるなど韓日関係は正常化の軌道に入った。
米中覇権競争とロシア・ウクライナ戦争など新冷戦構図が固まる現実で韓日、韓米の安全保障上の協力の重要性はいくら強調しても過言ではない。そのような意味で尹大統領は、北朝鮮の核とミサイルという実体的脅威を遮断するための韓日米3カ国間の緊密な偵察資産の協力と北朝鮮の核とミサイル情報のリアルタイムでの共有の必要性に重点を置いた。日本が国連軍司令部に提供する後方基地7カ所の役割論も喚起した。横田空軍基地と横須賀海軍基地などは韓半島(朝鮮半島)の有事の際、直ちに増員戦力を展開する。尹大統領は「北朝鮮の南侵を遮断する最大の抑制要因」と意味を与えた。もちろん、経済回復に向けた両国間の素材・部品・装備産業とサプライチェーン協力も切実な時点だ。