ロッテグループの辛東彬（シン・ドンビン、重光昭夫）会長が今年上半期、主要企業のトップの中で最も報酬が多かったことが分かった。

１４日、主要企業が公示した上半期事業報告書によると、辛会長は今年１～６月、ロッテ持株・ロッテケミカル・ロッテショッピング・ロッテ七星（チルソン）飲料・ホテルロッテ・ロッテウェルフーズ（旧ロッテ製菓）・ロッテ物産の系列会社７社から計１１２億５４００万ウォン（約１２億２５００万円）を受け取った。昨年上半期より１０億ウォンあまり多い金額だ。

次いで斗山（トゥサン）グループの朴廷原（パク・ジョンウォン）会長は計６７億７６００万ウォン。具光謨（ク・グァンモ）ＬＧグループ会長の報酬は５９億９５００万ウォンだったが、昨年上半期（７１億３９００万ウォン）より１６％減少した。韓進（ハンジン）グループの趙源泰（チョ・ウォンテ）会長は大韓航空から２６億１２１３万ウォン、韓進ＫＡＬから２９億６０００万ウォンで計５５億７２１３万ウォンを受け取った。

ハンファグループの金升淵（キム・スンヨン）会長は今年上半期に（株）ハンファ、ハンファソリューション、ハンファシステムの系列会社３社から計５４億１００万ウォンを受け取った。金会長の長男でハンファグループ副会長の金東官（キム・ドングァン）氏は（株）ハンファ、ハンファソリューション、ハンファエアロスペースなどから４６億２００万ウォンを受け取った。金副会長は報酬とは別に譲渡制限条件付き株式（ＲＳＵ）でハンファ１６万６００４株、ハンファソリューション４万８１０１株、ハンファエアロスペース６万５００２株などを支給される。ただし、実際の支給額は支給時の２０３３年１月に確定される。

ＣＪグループの李在賢（イ・ジェヒョン）会長はＣＪから２０億８７００万ウォン、ＣＪ第一製糖から１８億２０００万ウォン、ＣＪ　ＥＮＭから１０億６１００万ウォンで計４９億６８００万ウォンを受け取った。

ＧＳグループの許兌秀（ホ・テス）会長は計４０億４６００万ウォン（給与１３億５１００万ウォン、賞与２６億９５００万ウォン）を受け取ったが、これは昨年上半期の報酬より１３億１９００万ウォン少ない。具滋殷（ク・ジャウン）ＬＳグループ会長はＬＳから計３８億１１００万ウォン、従兄の具滋烈（ク・ジャヨル）ＬＳグループ理事会議長は４２億１５００万ウォンを受け取った。

ヒョンデ（現代自動車）グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）会長は今年１～６月、系列会社から昨年同期と同じ３２億５０００万ウォンを受け取った。現代自動車から２０億ウォン、現代モービスから１２億５０００万ウォンをそれぞれ受け取っており、起亜（キア）自動車にも登記役員として登録されているが、別途報酬はない。

崔泰源（チェ・テウォン）ＳＫグループ会長は持株会社のＳＫと系列会社のＳＫハイニックスからそれぞれ１７億５０００万ウォンと１２億５０００万ウォンを受け取り、計３０億ウォンの報酬を受け取った。

財界順位１位のサムスン電子の李在鎔（イ・ジェヨン）会長は２０１７年から無報酬経営を続けている。妹の李富真（イ・ブジン）ホテル新羅（シルラ）社長は７億９９００万ウォンを受け取った。

ゲーム業界では、クラフトンのキム・チャンハン代表が計３２億７６００万ウォンの報酬を受け取り、年俸１位を記録した。昨年の報酬総額（５億２８００万ウォン）より５２０％増えた。ＮＣソフトの創立者である金澤辰（キム・テクジン）代表は、計２６億３６００万ウォンの報酬で後に続いた。

通信業界ではＫＴの具鉉謨（ク・ヒョンモ）前代表取締役が２９億９５００万ウォン、ＳＫテレコムの柳英相（ユ・ヨンサン）代表取締役が上半期１４億５９００万ウォン、ＬＧユープラスの黄鉉植（ファン・ヒョンシク）社長が１０億５８００万ウォンだった。

５大金融持株会長の中では、ハナ金融持株の咸泳周（ハム・ヨンジュ）会長が今年上半期、１８億２００万ウォンで報酬が最も多かった。孫泰升（ソン・テスン）前ウリィ金融グループ会長は１３億ウォン、尹鍾圭（ユン・ジョンギュ）ＫＢ金融グループ会長は６億４５００万ウォンの報酬を受け取った。

主要証券会社の経営者の中には、計２８億５８０１万ウォンを受け取った韓国投資証券の丁一文（チョン・イルムン）代表が１位に上がった。未来（ミレ）アセット証券の崔鉉萬（チェ・ヒョンマン）会長が約１００万ウォン差の２８億５７００万ウォンで２位を占めた。