【コラム】韓国内のイラン凍結口座に8兆ウォン…国益守る方法を考慮すべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.07 13:35
リー・ クアンユー(李光耀)元シンガポール首相は米国と中国が和解ムードを続けるなか「ゾウが争う時だけ芝生が荒れるのではなく、互いに愛し合っても芝生は荒れる」と表現した。強大国が対立する時だけでなく仲が良い時にも弱小国の権益が踏みにじられる可能性があることを警戒したのだ。
今でも米国は中国とは半導体および台湾問題で激しく対立し、侵略戦争を起こしたロシアとはウクライナを軍事的に支援しながら衝突している。もう一つの敵対国とは秘密裏に関係改善を追求しているが、これは意外にも多くの韓国企業にはチャンスであると同時にリスクとなっている。その国とは米国が「ならずもの国家(rogue state)」とするイランだ。