【時視各角】「最終兵器」原潜に乗った大統領=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.21 10:00
「意味深く、本当に頼もしい」。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が外国の首脳では初めて米戦略原子力潜水艦(SSBN)に乗ってこう語った。SSBNは米国の核戦力の「最終兵器」と呼ばれる。大陸間弾道ミサイル(ICBM)級射程距離の「トライデントII D5」24基を搭載し、弾頭には広島原爆の30倍を超える威力の戦略核W88(475キロトン)を装着できる。尹大統領が北朝鮮に向けて「政権の終末」を警告したが、言葉だけではないことを示したのだ。いわゆる核抑止力だ。
これを見て思い出したのが、英国のSSBN「トライデント」(ヴァンガード級潜水艦とも呼ばれる)とその金庫に保管された「最後の手紙」(letters of last resort)だ。計4隻あるが、それぞれの金庫に英国首相が手記で書いた同じ内容の手紙が保管されている。